七十二候(立秋)
先日、8/7に立秋を迎えたとコメントを書きましたが、
立秋の初候は「涼風至(りょうふういたる)」。涼しい風が初めて立つ頃で8/11頃までを指します。候の言葉は「秋隣(あきとなり)」。秋の気配をすぐそばに感じるという夏の季語です。実際、立秋を過ぎたら、朝の風が変わってビックリしました。皆さんはどうでしたか?
立秋の次候は「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」。朝夕にひぐらしが鳴く頃を指し、夏の終わりを感じます。候の言葉は「灯籠流し」。今は灯籠流しや精霊流しはSDGsの観点からもリアルで体験するなら場所を限って行うのではないかと思いますが、ご先祖様とのつながりを感じる貴重な風物詩ですね。ちなみに、「寒蝉鳴」は8/16頃までです。
立秋の末候は「蒙霧升降(のうむしょうこうす)」。深い霧が立ち込めるようになる季節を表し、8/22頃までを指します。候の言葉は「旱星(ひでりぼし)」。かつてこの星で豊作を占ったとか。その星は赤く輝くさそり座のアンタレス。赤ければ赤いほど豊作と言われていたとか。赤とんぼが秋の深まりで濃く色付くような感じでしょうか。
日本人は季節ともこんなに細やかに向き合っていたんだなぁと、しみじみしています。七十二候、素敵だと思いませんか?