冷房病
今年の暑さを考えたら、冷房を使わない選択はほぼありません。とはいえ、冷房の効い部屋にい続けると、足腰の冷え・痛み、倦怠感、食欲不振、肩凝り、頭痛、下痢などの症状が現れることがあります。これを冷房病と呼んでいます。
人は低温から高温になる時の適応能力が弱いと言われています。そのため、クーラーから出ると体調が悪くなることがありますよね。冷房病は外気と室内の温度差で身体が冷えて自律神経の動きが不調になって起こると言われています。だから、温度差を作らないため、冷房温度を26~28度くらいに設定し、湿度を低め(55~65%)にして風を強めにすると過ごしやすいと言われています。が、今年の酷暑は厳し過ぎるので気温差は大きいままだと思います。💦
職場の温度管理は自分に合わせて出来ないことがありますよね。特に男性と女性では体感温度に違いがあるため、中々中庸という訳にはいきません。長時間冷房に入っていて体の冷えを感じる方は、腹巻やひざ掛け、レッグウォーマーなどを駆使して身体を冷やさない様にして、休憩時に温かい飲み物をいただくようにすると良いです。
夜、クーラーを入れて半袖で眠ると体調を崩すという方、いらっしゃいませんか?手足や身体を冷やすと倦怠感が出易くなるので、就寝時は長袖長ズボン寝間着がおススメです。お腹を冷やしやすい方は腹巻も忘れずに。風邪気味ならば背中にタオルを1本入れておくと重ね着をしなくても対応できます。是非お試しあれ。
また冷房に加え、冷飮食をし過ぎると、食欲不振、胃もたれ、倦怠感などが出易くなるので、胃腸を温める働きのある薬味を上手に使ったら、敢えて温かいものを食べるなどすると良いでしょう。
食欲が落ちている時は香りの良い香辛料(唐辛子、ワサビ、山椒、生姜、紫蘇、ミョウガ、酢)を料理に使うと良いです。温める系は唐辛子、山椒、生姜。ワサビはどちらかというと冷やす系です。生の生姜、紫蘇は発散系。酢は引き締め系だと思うので、食材によって、身体を冷やし過ぎないように温め系、熱がこもりそうなら発散系、だらだらで緩んでるな耳引き締め系と、ご自分の体調に合わせてブレンドするのも良いかと思います。但し、胃腸の弱い人は刺激が強いものが多いので摂り過ぎに注意してくださいね。(過ぎたるは猶及ばざるが如し、です。)