秋の養生
気付けば9月も始まってから1週間近く経ちます。朝夕の涼しさはすっかり秋ですね。
9月の始まりは台風10号の猛威驚かされましたね。(災害に遭われた地域の皆様お見舞い申し上げます。早く元の生活に戻れますように。)局地的に豪雨に襲われたり、東海道新幹線が4日も運休するとは思いませんでした。今後はあまり大きな台風が来ない事を祈るばかりです。
さて、久し振りに『素問』四気調神大論(02)を開いてみましょう。
「秋は万物が成熟し、穀物や果物が実り収穫される季節です。天気は既に涼しくなって、風の音も変わり、地気も静粛となり紅葉が進みます。早く寝て早く起きると良いでしょう。(鶏と同じように夜明けとともに起きて空が暗くなると眠れと書かれていますが、現代人にはちょっと厳しいでしょうか?)だんだん気温が下がって来るので、心も活動も穏やかにしするとよいです。秋が深まると気温低下と乾燥がきつくなってくるので、背中を冷やさないようにしたり、うがいやマスクなどで肺や気管支などの呼吸器を守りましょう。これらを守らないと風邪を引いたり喘息を発症しやすくなるし、冬に下痢になって体調が悪くなることが増えます。」
秋は夜長を楽しむとばかり思っていたら、東洋医学の古典『素問』では早寝早起きを推奨していました💦
まだまだ日中は暑いので、夏の名残で夜更かしの癖がついてしまっていますが、もうそろそろ生活リズムを戻した方が良さそうですね。特に秋分以降は冷えと乾燥が強くなります。気候はなんだかんだ言って暦通りに変わって行くのでまだ暑いからと油断しないで下さい。ご自愛くださいませ🍀