秋になったというけれど③(養生)
まず、最初にお詫びを。秋になったというけれど①と②の順番がさかさまになっていました。すみません💦如何せん、電子機器の扱いに不慣れなもので…(修正の仕方も分からない💦)おおらかな気持ちで読んでいただけると有難いです。では、今日のブログに参りましょう。
「空き来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ 驚かれぬる」という和歌のように、立秋を過ぎたら朝夕の風が変わりました。でも、まだまだ暑いので、夏の養生法からお話しします。
東洋医学のバイブル、黄帝内経『素問』には、東洋医学を紐解く事柄がいろいろ書いてあります。その中で、養生について書かれているのが二篇目の「四気調神大論」。漢文をあげるべきでしょうが、ここは分かり易く口語文で。以下のように書かれています。
「夏の三カ月は気温が最も高く雨が多くて、草木が生い茂る季節です。睡眠は少し遅く寝て少し早く起き、短めにすると良く、1日の長さや暑さを厭わず動いて適度に発汗し、心身ともに活動的にしましょう。楽しく過ごし、イライラしない方が良いです。そうすることで、体の中の陽気(熱)を発散できるようになります。それが上手く出来ないと、秋に陽気が養われず、秋に感染症、冬に冷えの病気にかかり易くなります。」
ポイントは3つ。①睡眠は少し遅寝少し早起き。②適度に発汗して活動する。③楽しく過ごしてイライラしない。
夏は動いて汗をかくことで気血のめぐりを良くして次の季節を迎える準備をするのですが、酷暑の続く日々。先日来お話している熱中症の心配もあるので、暑い時間帯は避けたり、冷房を上手に使いながら上手に過ごしていただきたいです。水分、ミネラルを摂ることもお忘れなきよう。
余談ですが、去る8月10日は旧暦の七夕でしたね。私の住んでいるところはまあまあ田舎で、夕方に近くの神社で七夕祭りがありました。と言っても、規模は小さなもので、少しの露店と大道芸の方が一人いらっしゃってのイベントが少しあっただけでしたが、たくさんの笹に短冊がたなびく中、母を車椅子に乗せてお参りし、一緒にお願い事を書いてきました。風があったというものの、車椅子を押しての移動は中々大変でしたwwでも、いい汗をたくさんかきましたよwwクーラーの中にばかりいると、汗をかきにくくなってしまうので、こうした適度な運動は重要だったりします。可能であれば、定期的に、汗をかくようなことができると良いですね。
今回、参考文献にしたのは『現代語訳 黄帝内経素問(上)』(日本東洋医学雑誌学術出版社)です。